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プレスリリース

日本アルコン、軽度乱視をもつ白内障患者様向けの単焦点眼内レンズ「Clareon TORIC T2」を発売

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  • 角膜乱視0.65D相当の乱視軽減効果を持つトーリックレンズで、より軽度の角膜乱視を有する白内障患者様にも良好な裸眼視力を提供
  • 眼内レンズのイノベーションにより、「Clareon」素材を採用した眼内レンズのラインナップを強化

日本アルコン株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役社長:ステファン・アイゲンマン、以下「日本アルコン」)は、軽度乱視をもつ白内障患者様向けの単焦点眼内レンズ「Clareon® TORIC T2(CNW0T2)」を発売することをお知らせします。

40歳以上の日本人の54%が、0.5D以上の乱視を持つ*1といわれています。

日本アルコンは、これまでも乱視を持つ患者様向けの白内障治療用眼内レンズ「Clareon® TORIC」において、角膜乱視0.98~3.92D相当の乱視軽減効果を持つ単焦点眼内レンズを、T3からT9の7段階で提供してきましたが、軽度の角膜乱視軽減効果(0.65D程度)を有する本商品を提供することで、より多くの白内障患者様に良好な裸眼視力を提供できるようになりました。なお、日本市場において、角膜乱視軽減効果0.65D相当の乱視用単焦点眼内レンズを発売するのは、アルコンが初となります(注)。

本製品は、アルコンが開発した最先端の眼内レンズ素材「Clareon®」を採用しており、安定した視力と長期間続く高い透明性を実現しています*²⁻⁸。

日本アルコン 代表取締役社長ステファン アイゲンマンは次のように述べています。「日本市場において、唯一(注)の角膜乱視軽減効果0.65D相当の乱視用単焦点眼内レンズ『Clareon® TORIC T2』を発売できることを喜ばしく思います。今後も、患者様に素晴らしい視界を提供するため、眼科の先生方や医療従事者の皆様とともに、患者様の多様なニーズに即した治療の選択肢を提供してまいります。」

アルコンは眼内レンズ領域のリーディングカンパニーであり、4秒毎に1眼、アルコンの眼内レンズが患者様にインプラントされています*⁹。アルコンは患者様のさらなるニーズに応えるため、今後も眼内レンズ領域におけるイノベーションを推進してまいります*¹⁰。

(注)2024年6月現在(アルコン調べ)。

製品情報

販売名: Clareon TORIC 非球面 疎水性 アクリル眼内レンズ
モデル番号: CNW0T2
一般的名称: 後房レンズ
医療機器承認番号: 30200BZX00290000
製品情報お問い合わせ先: 0120-825-266

白内障について

白内障は、水晶体の濁りにより、視力に影響を与える眼疾患です。白内障が進行すると、水晶体が徐々に濁り、光を通す量が少なくなるため、見えにくくなります。白内障は治療可能な疾患です*¹¹。白内障手術は、濁った水晶体を取り除き、眼内レンズを挿入することで治療します。白内障手術は最も多く実施されている外科手術の一つであり、手術の成功率も非常に高く、大多数の患者様は術後に視力が改善します*¹²。

日本アルコンでは、白内障の症状や治療について紹介するサイト「わかる!白内障」( https://www.cataract-iol.jp/ )を公開しています。

About Alcon

アルコンでは、全世界の国の人々の視力回復をサポートしています。75年以上の歴史を持つアイケアのグローバルリーダーとして、人々の視力を向上させ、生活を改善するための幅広い製品ポートフォリオを提供しています。白内障、緑内障、網膜疾患、屈折異常などの症状を抱える140カ国以上の人々の生活に、当社の外科手術とビジョンケア製品が関わっています。25,000人以上の従業員が、革新的な製品、アイケア専門家とのパートナーシップ、質の高いアイケアへのアクセスを促進するプログラムを通じて、生活の質を高めています。
詳細はhttps://www.alcon.co.jp/をご覧ください。

References

*1. Sawada A, Tomidokoro A, Araie M, Iwase A, Yamamoto T, Tajimi Study Group. Refractive Errors in an Elderly Japanese Population: The Tajimi Study. Ophthalmology, Volume 115, Issue 2. 2008; 363-370.e3. 
*2. Lehmann R, Maxwell A, Lubeck DM, Fong R, Walters TR, Fakadej A. Effectiveness and Safety of the Clareon Monofocal Intraocular Lens: Outcomes from a 12-Month Single-Arm Clinical Study in a Large Sample. Clin Ophthalmol. 2021;15:1647-1657. doi:10.2147/OPTH.S295008.
*3. Werner L, Thatthamla I, Ong M, Schatz H, Garcia-Gonzalez M, Gros-Otero J, Cañones-Zafra R, Teus MA. Evaluation of clarity characteristics in a new hydrophobic acrylic IOL in comparison to commercially available IOLs. J Cataract Refract Surg. 2019;45(10):1490-1497. doi:10.1016/j.jcrs.2019.05.017.
*4. Clareon® IOL Directions for Use.
*5. Maxwell A, Suryakumar R. Long-term effectiveness and safety of a three-piece acrylic hydrophobic intraocular lens modified with hydroxyethyl-methacrylate: an open-label, 3-year follow-up study. Clin Ophthalmol. 2018;12:2031-2037. doi:10.2147/OPTH.S175060.
*6. Oshika T, Fujita Y, Inamura M, Miyata K. Mid-term and long-term clinical assessments of a new 1-piece hydrophobic acrylic IOL with hydroxyethyl methacrylate. J Cataract Refract Surg. 2020;46(5):682-687. doi:10.1097/j.jcrs.0000000000000142.
*7. ILJ466-P003 CSR, Sections 1-11 (v0.36) V-RIM-0049247.
*8. Das KK, Werner L, Collins S, Hong X. In vitro and schematic model eye assessment of glare or positive dysphotopsia-type photic phenomena: Comparison of a new material IOL to other monofocal IOLs. J Cataract Refract Surg. 2019;45(2):219-227. doi:10.1016/j.jcrs.2018.09.017.
 *9. 2022年度のアルコンの眼内レンズの世界での販売個数に基づく。
*10. Alcon IOL Global Sales; January 2021 - November 2022.
*11. Vision Health Initiative. Centers for Disease Control and Prevention. Accessed May 24, 2024. https://www.cdc.gov/vision-health/cdc-program/index.html.
*12. Cataracts in Adults: management. National Institute for Health and Care Excellence. Accessed May 24, 2024. https://www.nice.org.uk/guidance/ng77.