プレスリリース
- ノバルティスからの分離が完了
- スイス証券取引所(SIX)およびニューヨーク証券取引所(NYSE)にて4月9日に取引開始
本リリースは、アルコン(スイス・ジュネーブ)が2019年4月9日(現地時間)に発表した資料の日本語版です。内容および解釈については英語が優先されます。英語版はwww.alcon.comをご参照ください。
2019年4月9日 スイス・ジュネーブ発 - アイケアのグローバルリーダーであるアルコンは、本日、ノバルティスからの分離が完了し、独立上場企業としてスタートしたことを発表しました。アルコンの株式は、本日よりスイス証券取引所(SIX)、および、ニューヨーク証券取引所(NYES)にて取引が開始されます。証券コードはALCです。
アルコンは世界最大のアイケア医療機器カンパニーで、サージカル事業とビジョンケア事業を展開しています。世界74カ国で事業を行い、140カ国以上の国と地域で製品を提供しています。新興市場で急速に成長しているアルコンは、業界で最も広範にわたるアイケア製品を提供しており、それぞれのライフステージにおける目の疾患を治療するための製品を取り揃えています。
アルコンのCEOであるデイビッド・エンディコットは次のように述べています。「アルコンは70年以上にわたり、人々がより良く見ることができるように努めてまいりました。 今後、独立企業として、この使命をさらに追求するために、より多くの機会を捉えていきます」。さらにエンディコットは「私たちは持続可能な成長を達成し、独立企業として長期的に株主に価値を提供できると考えています。アルコンは長きにわたり、業界初の製品を送り出してきました。機敏に動く医療機器カンパニーとして、革新的な製品を提供することに焦点を合わせ、お客様、患者様、消費者の皆様のニーズにお応えしてまいります」とコメントしました。
アイケアは年間約230億米ドルの市場規模を持ち、年間約4%成長しています。昨年アルコンは71億米ドルの売上を記録し、その内訳はサージカル事業が40億米ドル(前年比7%成長)、ビジョンケア事業が31億米ドル(前年比3%成長)でした。
分離の条件として、ノバルティスの株主および米国預託証券(ADR)の保有者は、基準日の4月1日取引時間終了時の株式保有状態に応じ、ノバルティスの株式5株に対し、アルコン株式1株を受け取ります。
アルコンは独立企業として速いペースでイノベーションを推進し、独自の成長戦略を追求するために、集中度を高め、柔軟性を持って経営していきます。また同社は、より効率的な資本構成を確立し、明確な投資アイデンティティにより、市場拡大、有望な隣接分野への参入、新しいビジネスモデルの導入を可能にしていきます。これらの利点と業界をリードする顧客との関係性をもって、持続的な成長を達成する上で有利なポジションを確保します。
アルコンのグローバル本社はジュネーブに置かれます。同社はスイスにて40年以上のプレゼンスがあり、ノバルティスに買収される以前はスイスで法人化されていました。これまでグローバル本社のあった米国テキサス州フォートワースには引き続き多くの従業員が属し、主要なオペレーション拠点とイノベーション拠点として機能します。
アルコンは引き続き、慈善事業にも注力していきます。2018年には6200万米ドル相当の金銭と製品の寄付を行いました。同社は慈善組織「アルコン基金」および「アルコンケア」を通し、多くの外部慈善団体とパートナーシップを組み、世界中の恵まれないコミュニティーの人々に視機能を回復するための手術、目の検診、その他のサービスを提供し、アイケアへのアクセスを高めるための支援を行っています。また、アイケア医療担当者を対象とした実践研修またはバーチャル研修を支援し、眼科医療レベルを強化するための技術を伝承し、寄付活動や社員のボランティアを通じてコミュニティーをサポートしています。
本日、アルコンの経営陣、取締役会のメンバーとアルコン社員は、スイス証券取引所およびニューヨーク証券取引所での上場の打鐘で、このマイルストーンを祝います。
エンディコットは「高齢化とデジタル機器の使用増加により、アイケアの需要は増加しています。新しいチャプターの一歩を踏み出すにあたり、当社は視機能と目の健康の向上という増大する消費者ニーズに取り組み、世界中で質の高いアイケアへのアクセスを向上させることにコミットしてまいります」と語りました。
アルコンの新しいグローバルウェブサイトはwww.alcon.comをご参照ください。
将来に関する記述について
本リリースには、現時点における将来の予想と期待が含まれています。従って、その内容に関して、また、将来の結果については、不確実な要素や予見できないリスクなどにより、現在の予想と異なる場合があります。本リリースに記載された将来の予測に関する記述に関して、アルコンは更新の義務を負いません。
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詳細についてはwww.alcon.co.jpをご覧ください。