プレスリリース
仕掛学*1を活用し、デジタルデバイスで酷使している目を休めるための 「20-20-20ルール」*2を啓発
- 10月10日(日)の目の愛護デーに、千葉県印西市で『アルコンのTHE花火大会』を実施
- 新型コロナ禍でデジタルデバイスの利用が増加し、視力低下が社会問題化するる中、外を見て目を休めてもらうための合図として20分ごとに合計3回、花火を打ち上げ
- 仕掛学*1を活用して「20-20-20ルール」(20分に1回・最低20秒間・20フィート(約6メートル)以上先を見ること)*2を啓発
アイケアのリーディングカンパニーである日本アルコン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:リック・コズロスキー、以下「日本アルコン」)は、10月10日(日)の目の愛護デーにちなみ、同日夜に『アルコンのTHE花火大会』を千葉県印西市で開催しました。
この花火大会は、新型コロナ禍でデジタルデバイスの利用が増加する中、「20-20-20ルール」(デジタルデバイスを使用する際に、20分に1回・最低20秒間・20フィート(約6メートル)以上先を見ること)*2を促進し、目を休めることを啓発するために行われました。
また今回は、人の行動を強制的ではなく、ついついしたくなるようにいざない、問題解決に資する「仕掛学」*1の考え方を取り入れました。
『アルコンのTHE花火大会』開催の背景:デジタルデバイス使用による視力低下
コロナ禍で自粛生活が長引く中、私たちの生活は一変し、家の中で過ごすことが多くなりました。総務省の調査結果*3によると、新型コロナウイルス感染症が拡大し始めた2020年3月以降、ネットショッピングの利用世帯の割合が急速に増加したり、インターネット経由での番組やイベントの動画視聴が増えたりしました。
デジタルデバイスやデジタルコンテンツのおかげで生活が潤った一方で、長時間利用による眼精疲労や視力低下など、さまざまな目の健康への影響が懸念されています。特に最近では、子どもの視力低下が問題になっており、裸眼視力1.0未満の割合は小学生の34.57%、中学生の57.47%、高校生の67.64%(すべて令和元年)と過去最多を記録しています*4。
デジタルデバイス使用中は、目を休めるため「20-20-20ルール」を実施することが推奨されています*2。しかし、目を休めることが重要だと認識しつつも、そもそも「20-20-20ルール」*2を知らない、もしくは知っていても、なかなか行動に移せないことが多いのではないでしょうか。
そこで日本アルコンは、仕掛学*1の第一人者である大阪大学 大学院 経済学研究科 松村真宏(まつむら なおひろ)教授の監修のもと、ついデジタルデバイスから目を離し、思わず「20-20-20ルール」*2を行いたくなる仕掛けとして、20分に1回20秒以上夜空に花火を打ち上げる『アルコンのTHE花火大会』を企画・開催しました。
イベント前に『アルコンのTHE花火大会』の楽しみ方を紹介
当花火大会は、密集を防ぎ、近隣の方にご自宅からお楽しみいただくことを意図し、打ち上げ場所や時間の詳細情報は公開せず実施しました。そのため、イベント前に日本アルコンのコーポレートウェブサイトにて『アルコンのTHE花火大会』の自宅での楽しみ方を紹介しました。
当日の様子
10月10日(日)19時20分、スタートの花火を合図に、色鮮やかな花火が約1分間、夜空に打ち上がりました。目の愛護デーにちなみ、目の形をした特注花火や、視力検査で用いられるランドルト環(Cマーク)の花火、また、「20-20-20ルール」*2を連想させる「20」の形をした花火が秋の夜空に光り輝きました。その後20分の間隔を置き、19時40分、20時00分にも各1分間、目を休める合図として、同様の花火が打ち上がりました。想定外の花火に、自宅の窓から顔を出したり、庭に出てきて観覧する人の様子が見受けられました。秋の夜長を楽しみながら、目を休めるひと時を過ごしていただく時間となりました。
当日、ご自宅から花火を楽しむことができなかった方たちのために、日本アルコンのコーポレートウェブサイトにて、当日の様子を公開しています。詳細は日本アルコンのコーポレートウェブサイト内www.alcon.co.jp/storiesをご覧ください
当日花火を楽しまれた近隣住民の方の声
千葉県印西市在住 18歳 男女カップル
目のマークなど、時折変わった花火があがって楽しかったです。20分程間隔が空くことも意味があったのですね。今回は駅付近を散策していた中で花火を観ましたが、家で携帯を見ているときに、花火の音が聞こえたら気になって外を見てしまうと思います。自粛もあり、2人で初めて花火を観られたので、素敵な思い出になりました!
千葉県印西市在住 50代 女性
犬の散歩をしていたら、花火が打ち上がっていたのでラッキー!と思い、思わず見入ってしまいました。家でニュースサイトを見たり、ネットショッピングをするのが大好きなので手元を見ていることが多かったのですが、久しぶりに遠くの景色を見たような気がします。
監修: 大阪大学 大学院 経済学研究科 松村 真宏 (まつむら なおひろ)教授 「仕掛学*1」の観点から“つい楽しく”やってしまう要素について、様々なアドバイスをいただきました。 |
<コメント> 花火といえば夏の風物詩ですが,新型コロナウイルスの感染拡大で去年も今年もすっかりその機会を奪われてしまいました。そのようなご時世だからこそ,どこからともなく花火の音が聞こえてくれば心が躍り,外に出て花火を確かめたくなるはず。そのときに目撃した花火の形に視力検査の「C」や20-20-20ルール*2の「20」といったメッセージを埋め込むことで,目の健康に意識を向ける仕掛けになることを願っています。
日本アルコン株式会社 コミュニケーション本部長 藤嵜 薫(ふじさき かおる) <コメント> 人は情報の80%以上を目から得ていると言われており、目はとても重要な役割を果たしてくれています。日本アルコンの今回の取り組みをきっかけに、一人でも多くの方が目の大切さを再認識し、「20-20-20ルール」*2を生活の中に取り入れてくだされば嬉しいです。