ストーリーズ
10月10日(日)は目の愛護デー:
「アルコン THE 花火大会」を開催
~「20-20-20ルール」のすゝめ~
コロナ禍で自粛生活が長引く中、私たちの生活は一変し、家の中で過ごすことが多くなりました。ネットショッピングやネット動画視聴が増えた*1日常生活。離れていても簡単に人とつながることができるようにもなり、デジタル生活は私たちの心を満たしてくれました。
一方で、長時間利用による目の疲れや視力低下など、デジタル生活が私たちの健康をむしばんでいることも事実です。特に直近のデータによると、子どもの裸眼視力1.0未満の割合は小学生の34.57%、中学生の57.47%、高校生の67.64%(すべて令和元年)と過去最多を記録しています*2。
10月10日(日)は目の愛護デー。日本アルコンは同日夜に『アルコンのTHE花火大会』を千葉県印西市で開催しました。
この花火大会は、花火をただ単に楽しんでもらうための取り組みではありませんでした。
デジタルデバイス使用時に、20分に1回・最低20秒間・20フィート(約6メートル)以上先を見て目を休めることを推奨する「20-20-20ルール」*3を一人でも多くの方に知っていただくための取り組み。
人の行動を強制的ではなく、ついついしたくなるようにいざない、問題解決に資する「仕掛学」*4の考え方を取り入れ、デジタルデバイスから目を休める合図として、20分ごとに花火を打ち上げました。
また、密を避けるため、打ち上げ場所や時間の詳細情報は開示せず、家から楽しんでもらうというコロナ禍ならではの花火大会となりました。
「アルコンTHE花火大会」当日の様子
10月10日(日)19時20分、スタートの花火を合図に、色鮮やかな花火が約1分間、夜空に打ち上がりました。目の愛護デーにちなみ、目の形をした特注花火や、視力検査で用いられるランドルト環(Cマーク)の花火、また、「20-20-20ルール」*3を連想させる「20」の形をした花火が秋の夜空に光り輝きました。その後20分の間隔を置き、19時40分、20時00分にも各1分間ほど、目を休める合図として、同様の花火が打ち上がりました。想定外の花火に、自宅の窓から顔を出したり、庭に出てきて観覧する人の様子が見受けられ、秋の夜長を楽しみながら、目を休めるひと時を過ごしていただく時間となりました。
監修: 大阪大学 大学院 経済学研究科 松村 真宏 (まつむら なおひろ)教授 「仕掛学*4」の観点から“つい楽しく”やってしまう要素について、さまざまなアドバイスをいただきました。 |
<コメント> 花火といえば夏の風物詩ですが,新型コロナウイルスの感染拡大で去年も今年もすっかりその機会を奪われてしまいました。そのようなご時世だからこそ,どこからともなく花火の音が聞こえてくれば心が躍り,外に出て花火を確かめたくなるはず。そのときに目撃した花火の形に視力検査の「C」や20-20-20ルール*3の「20」といったメッセージを埋め込むことで,目の健康に意識を向ける仕掛けになることを願っています。
「20-20-20ルール」*3のすゝめ
デジタルデバイス使用中に目を休めるための「20-20-20ルール」*3。皆さんもぜひ日常生活に取り入れてみませんか?
STEP 1:いつも通り、デジタル生活を楽しんで過ごす!
勉強、仕事、ゲーム、ショッピング・・・デジタルデバイスでできることは無限大!いつも通り、デジタル生活を楽しみましょう。
STEP2:20分経過したら、デジタルデバイスから目を離す
デジタルコンテンツについ夢中になって、あっという間に時間が経ってしまうことも多いはず。目の健康のためには20分ごとにデジタルデバイスから目を離すことが大切です。20分ごとに花火を打ち上げるのは難しいですが、20分ごとにタイマーをセットするなど、自分なりの工夫で「20分」の合図をつくってみましょう!
STEP3: 20秒以上、20フィート(約6メートル)以上先を見て、目を休める
20フィート(約6メートル)がどれくらいの距離か、まずは測って感覚をつかむのもおススメです。窓の外の景色を眺めるのも良いでしょう。遠くに目をやると、目の緊張がほぐれていくのが感じられるかもしれません。外の景色を楽しむことで新たな発見もあるかもしれませんよ!
豆知識:20フィート(約6メートル)ってどれくらい?
- 平均的な2階建て住宅の高さ:約6メートル
- マイクロバス(小型バス)の長さ:約7メートル
- 車両用信号機の高さ:一般的に多いのは5.0~5.6メートル
*1 総務省による調査結果「令和3年版 情報通信白書」 https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/pdf/n2100000.pdf *2 文部科学省「令和2年度学校保健統計調査の公表について」 https://www.mext.go.jp/content/20210728-mxt_chousa01-000013187_1.pdf *3 American Academy of Ophthalmology (米国眼科学会議) https://www.aao.org/eye-health/tips-prevention/computer-usage *4 大阪大学 大学院 経済学研究科 松村真宏教授が提唱する「問題解決に資するよう、人の行動を強制的でなく、ついついしたくなるようにいざなうもの」