ストーリーズ
メディカルミッションプログラム
活動報告:パラオ
特定非営利活動法人 南太平洋眼科医療協力会
パシフィックパートナーシップ2016
2016年 9月 26日
活動内容
実施地
パラオ共和国
実施期間
2016年8月4日~14日
派遣人員
医師2名、看護師2名、視能訓練士2名、技師1名
治療実績
外来患者数 671名
手術件数 (白内障) 40件
今回の成果
私たちは8月4日~14日までの10日間パラオにて医療支援活動を行ってきました。パシフィックパートナーシップとは「2007(平成19)年より行われている米海軍を主体とする艦艇が太平洋地域内各国を訪問して、医療活動、土木事業及び文化交流などを行い、各国政府、軍、国際機関及びNGOとの協力を通じ、参加国の連携強化や国際災害救援活動の円滑化などを図る活動」であり、今回この活動に参加できたことはとても光栄なことでした。
今回の医療支援を行うにあたり、ビジョンバン(眼科医療支援車両)に眼科検査・手術機器を乗せ呉港まで行き、ビジョンバンごと輸送艦「しもきた」に乗せ、パラオに運んでいただきました。今回は活動場所を二手に分け外来検査・診察は上陸しビジョンバンで、手術は「しもきた」の手術室を使い活動を行いました。ビジョンバンでの外来は、いつもとは勝手が違うのはもちろんの事、初めての医療支援活動で戸惑う事ばかりで大変でした。
「しもきた」での手術は今回が初めてということで、初日は普段は感じない緊張感が漂っていましたが、全日通して順調に手術を終えることができました。ビジョンバンごと器材を運んだことにより、パラオでも日本と同等のクオリティーで手術を提供することができ、「しもきた」で初の手術の成功と今回の医療支援活動の実績に繋がったのだと思います。
「ペリリュ―の戦い」から70年以上経過し、私たちが行ってきた医療支援が少しでも日本とパラオの交友関係の手助けになればと思います。
特定非営利活動法人 南太平洋眼科医療協力会
医療法人 小沢眼科内科病院
小沢 忠彦
パラオ共和国
- 公用語:パラオ語、英語
- 首都 :マルキョク
- 面積 :488平方キロメートル(屋久島とほぼ同じ)
- 人口 :21,097人(2014年、世界銀行)
- 通貨 :米ドル